ゆっくり生きる

小学生と保育園児を持つ36歳。乳がんを患いました。闘病の記録です。

なんとか眠れた

ここ2日は快眠とはいかなくても、朝まで眠ることはできました。

 

というのも、がんが告知される前、「もう一度勉強し直そう」と通信制大学に願書を出したんです。

大学からテキストが水曜日に届いて、少し気を紛らわせることができました。

 

申し込む時は健康な身体を信じて疑わなかったけど、テキストが届いた時にはがん患者。

育児や家事、仕事で忙しすぎて「死んでしまいたい」と何度も思ったことがありますが、いざ本当に死を近づけてられると「子供の為にもまだまだ生きたいな」と思うのは人間の性ですかね。

一番は自分のことより子供のことが心配。

手術の傷を見てどう思うんだろう、、、

 

来週の検査も耐えられるのかな、、、と、考えると不安なのでスクーリングの資料読み込んで考えないようにします。

 

 

気持ちがもたない

昨日は途中覚醒どころか、眠ることすら出来ませんでした。

「転移が多くて治療不能で医者もお手上げ状態なのかもしらない」「治療しても再発して死ぬんじゃないか」という恐怖で、目を瞑っては目を開けてを繰り返して朝。

朝もボーっとしていて、気がつくと泣いていたり、食欲もなく、満員電車に乗って仕事に行く気力もなかったので、同僚には悪いけど体調不良でお休みをもらいました。

 

産後お腹がタプタプして痩せないとなぁと何度かダイエットしましたが、結局痩せれることができず、、、しかし今朝「なんかお腹のぜい肉減ってきたな」と体重計を乗ると1.5キロ痩せてました。

(それでも産前から+5キロ笑)

何事も気合いで乗り切れるタイプでしたが、がんの告知は精神的に参ってるようです。

 

上の子を小学校まで見送り、下の子を保育園に連れて行った後に家でゆっくりさせてもらいましたが、5分くらい途切れ途切れにしか眠れず、眠るのを諦めました。

 

『今日はママのお仕事お休みだから、学童行かずに帰ってきていいよ』と言ってたので、15時前に子供が帰宅。そのタイミングで眠くなり30分ほど眠れました。

 

その後夕飯を作ってる時もウトウト、、、夕飯食べたら目が覚めました。

 

朝の保育園の帰り、ヤクルトの販売所でヤクルト1000を購入。ストレス緩和して眠りの質を向上してくれるみたい、、、これで今日は眠れるかな。

 

 

 

大学病院初診

 

昨晩は途中覚醒ばかりしてあまり眠れず、それでも朝は目覚ましより早く目覚め、バタバタと子供の小学校の保育園の準備をして、いつもより少し遅めに家を出ました。

 

大学病院へは受付時間の30分ほど早く着きましたが、大病院なだけあって初診受付や外来受付に1時間ほどかかり、診察前にヘトヘト、、、

 

人も本当に多くて、みんな何かしらの病気なんだなぁと変な仲間意識を持ちました。

 

外来受付から40分後に診察室に呼ばれました。

先生は同い年くらいの明るい先生でよかったです。

質問にもキチンと答えて頂けました。

 

忘れないように先生に言われた内容です。

・検査のために2回の通院が必要

・検査結果が揃ってから治療方針の説明(5月末〜6月初め)

・腫瘍が3センチ以上で大きいので、部分切除は難しくて全摘出となる可能性が高い

・全摘出の場合は入院時期は形成外科と合同となるので手術は8月〜9月

・入院期間は1〜2週間くらい

・術後1ヶ月検診後の検査で問題なければ復職可能

・しかし検査して転移があれば手術不可

 

私の両親はがん患者ではないですが、祖父母ががんを患っていたため遺伝性の可能性もあり、もし遺伝子性なら娘に50%の確率で遺伝すると言われました。

遺伝子検査を勧められましたが、保険適用でも6万円くらいしたので、手持ちのお金がなくて一旦見送り。

この後何度も血液検査するので、その時でもいいよと言われました。

 

診察の後血液検査をして、来週の検査(MRI、CT、骨シンチ、生検など)の予約をして、やっと会計することができました。

 

結局受付から会計まで3時間かかり、半休だったので会計待ちの間に院内カフェでダッシュで昼食をとり、そのまま会社へ通勤。

(会計でクレジットカードを使えることを知って「遺伝子検査をしとけばよかったー」と後悔。よく考えれば大学病院はクレジットカード使えますよね、、、)

 

乳がんは早期発見だと生存率が高いがん」と言われてますが、「転移があれば手術不可」って言われ、より一層死を近くに感じました。

 

 

 

休み明け

 

 

GW前に乳がんの告知を受けたので、告知後初の仕事。

 

休み明けで忙しかったですが、ずっと「明日病院かぁ、、、」と心ここに在らず、、、、

忙しいとがんのことを忘れるかなと思いましたが、「今後もこの仕事できるのかな」と余計考えてしまい、仕事どころではなかったです。

こんな状態で入院するまで働けるのかなと仕事面でも不安になりました。

 

就業規則を読むと、在職年数によって休職期間が決まっていて、私の場合、疾病だと1年間お休み可能のようです。

そして医師が復職可能と判断した場合、時短はなくフルタイム復帰になりそうです。

人事に相談すれば何か策があるのかもしれませんが、まだ大学病院で検査もしれないので、検査して治療方針や入院時期が決まれば相談しようと思います。

 

今日唯一楽しく過ごせたのは、保育園のお母さんたちと世間話してた時くらいでした。

 

GW中は途中覚醒が多かったですが、今日は眠れるのかな、、、乳がんにアルコール摂取が悪いことはわかってますが、眠るためのお酒の本数が増えそうです。

 

 

復職時期

乳がん患者さんの復職時期を調べると、平均209日と出てきました。

しかし、実際は退院後4日で復帰された強者の方もいらっしゃって「私には無理だ〜」と落胆。

術後2〜4週間で徐々に復職される方も多いようです。

産休でも5日入院で生後8週までお休みもらえるのに(それは母親ではなく子供の為なんですかね・・・)

 

私が独身一人暮らしなら「意地でも今の会社に戻るんだ〜」と息巻いて復職したかもしれませんが、旦那も働いてるのでゆっくりで良いかなというのは甘えなのかもしれません。

 

そもそも仕事を辞めようかと悩んでたので、担当医から「すぐに復職可能です」なんて言われたら倒れます(逆に早すぎて復職できるかもしれませんが笑)

 

現実は厳しいんですね・・・

 

GW明けに大学病院へ通院するので、その辺りも担当医の先生に聞きたいと思います。

 

 

 

 

 

先生に言われたこと

 

 

乳がんを告知された時、先生から「ネットでブログとか調べ回って読まないで。治療方針も人によって異なるし、誤ったことも書いてる可能性もあるし、何年も前の治療は今の標準的な治療ではないこともあるから」と釘を刺されました。

 

そんなこと言われても心配な私は見事に検索しまくって、初期で発見されたけど結局ステージ4だった・・・、闘病の末亡くなった・・・という記事を何個か読んで心身ともにどん底になり、先生の言葉を思い出して読むことをやめました。

 

その代わり、病院が載せてる乳がんについての記事を調べた中で参考になった病院のホームページです。

 

神戸大学の乳腺外科のホームページは診察から治療の流れ、入院についても載っていたので参考になりました。

www.med.kobe-u.ac.jp

 

 

がん研有明病院は術後乳房の写真も載っています。

なぜこの検査をするのか、など検査内容についても詳しく記載あります。

www.jfcr.or.jp

 

あとは日本乳癌学会が発刊している「患者さんのための乳がん診察ガイドライン

部分切除や全摘出のこと、ホルモン療法や化学療法、診断を受けてから術後、再発した時のことも書かれているので、少し高いですが乳がんと告知後に専門病院を紹介されて先生とお話しする前に勉強しておく意味でも1冊購入しておいて損はないです。

 

 

乳腺外科の名医と言われる吉本先生が書かれた「もしかして乳がん?!あなたの不安に応えます」という本です。

Amazonでは中古本しか販売がありません。

私は近所の図書館で借りました。

2012年発刊ですが、非常に詳しく記載されていて本当に参考になりました。

出版に関わった方も乳がんを患っていた元患者さんで、患者目線で聞きたいことを詳しく書かれてます。

 

ゴールデンウィークも終盤です。

私は連日眠りが浅く、寝た気がしない日々を送りました。

明日は最終日なので、子供達や旦那と楽しく過ごしたいと思います。

 

 

 

仕事のこと

今の会社には10年以上勤めていて、産休育休、復職後の時短勤務も2度取らせてもらいました。

 

上の子のが小学生に上がったタイミングで下の子の時短が終わってしまったので、その時に「学童と保育園の両立は無理だろうから、しんどくなったら辞めよう」と思ってたのですが、案外やりこなせてしまったのでズルズル続けている状態です。

 

旦那は激務なので、朝は6時過ぎに家を出ます。

そのため、子供2人の送迎は私がやらないといけないので朝7時には家を出て、車で下の子を保育園に送り、帰ってきてから上の子と家を出てバスで駅へ向かって電車に乗って会社へ出勤し、

17時に終礼後ダッシュで電車に乗り、帰りは上の子を学童へ迎えに行き、帰宅後に車で下の子を迎えに行ってました。

そのあとスーパーに寄って19時前に家に着いて夕飯の支度や掃除などをバタバタ行い、夕飯ができたらすぐに食べて20時前にお風呂⇨保育園の手紙や小学校の手紙を読みながらお酒を飲んで22時前に子供と就寝というのが一日のサイクルです。

 

これを平日こなしてから、土日は習い事を4件掛け持ちしてるので、ずっと車で送迎してます(旦那は土曜日も仕事)

 

ワンオペが本当にしんどくて毎日辞めたいとは思ってましたが、これからお金もかかるし、お金のために続けるしかない・・・

幸い昨年昇格のチャンスも頂き、昇格試験に合格して月2万円給与も増えたので「この給与もらえるなら辞められない」と思い、より一層がむしゃらに働いてきました。

 

しかし、今年に入ってから上の子が学童に行きたくないと言い始め、授業が終わると帰宅する日が増えてきました。

5時間目が終わってから帰宅すると15時過ぎなので、15時過ぎから3時間ほど家に1人でいる日が増えて心配な日々です。

 

本人は「1人でいっぱいゲーム出来るから大丈夫」と言っていますが、強がってるだけなのか、本当に1人を満喫してるのかはわかりません。

 

どのみちあと2年もすれば「お母さん、家にいなくていいよ」と本気で言われるので、「ここで仕事をやめて家にいるのもどうなんだろう」と悶々としてる中、がんが見つかったので「仕事やめて家にいろってことかな・・・」と思いました。

 

まだ病院で治療方針も決まってないのに結論を出すのは早いとは思いつつ、今動ける状態でこの生活に疲れしかないのに術後の身体で仕事と家事の両立は無理・・・と辞めるモードでいっぱいです。

 

調べても「がんを患っても仕事を両立できます」という前向きな記事ばかりで、辞めるのはスタンダードではなさそうです。

 

「がんを患ったのでやめます」は、仕事を辞めるにあたって一番辞めやすい言い訳です。

このパワーワードを使って辞めるべきなのか、お金も必要だし仕事はリハビリと思って鞭打って頑張るべきなのか・・・

 

人にもよるんでしょうが、乳がんは術後1ヶ月で復職可能なようで、傷病手当金も1ヶ月ほどしかもらえなさそうです。

 

結構急ピッチで復職させられるのかと思うと、余計辛い・・・